2026年10月13日 09時
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塩焼きにして、大根おろしを添えて、
ワタまでパクッといく方も多いと思います。
そのサンマ、実は胃袋がありません。
人間は、食べたものを胃で一度ためて、ゆっくり消化しますよね。
でもサンマは、口から入ったものがほぼ一本道の腸を通って、
そのまま出口へ向かいます。「食べる→流れる」の超シンプル設計です。
胃がない魚は、意外と多い
胃がないのはサンマだけではありません。
コイ、フナ、メダカ、ダツ(サンマの近い仲間)などにも見られます。
「胃がないなんて、生き物として大丈夫?」と思いますが、
まったく問題なく生きています。
胃がなくても、腸だけでしっかり消化できるんですね。
サンマは小さなプランクトンや、小魚の稚魚などを少しずつ食べ続けるタイプなので、
「ためておく場所」が必要ないという説明がされています。
だからワタごと食べやすい。
サンマの内臓は、食べたものが長く残りにくい構造です。
だからワタごと食べやすい魚と言われています。
あのほろ苦さは胆のうなどによるもので、
ここが「大人の味」として愛されています。
塩焼きのワタを、箸でていねいに集めて、
ご飯にのせて食べる。そんな食べ方をする方も多いですよね。
ちなみに私たちは、悩んだり、食べすぎたり、飲みすぎたりで、
胃がすぐ「キリッ」とします。仕事帰りの1杯のあとや、
翌朝の胃もたれを思うと、サンマのように「入ったらすぐ流す」
ができたら、どんなに楽だろうと思ってしまいます。
とはいえ、サンマはサンマで、毎日ひたすら食べ続けて
泳ぎ続けているわけです。胃がない代わりに、休む暇もなさそうです。
サンマの塩焼きは、骨と身をきれいに分けて、皿に頭と骨だけが残る、
というのが理想形です。あなたは、きれいに食べられる派でしょうか?
それとも、ちょっと苦戦してしまう派でしょうか?
今夜はサンマの塩焼きでも食べて、「サンマには胃がないんだって」と、
ちょっと豆知識を話してみてはいかがでしょうか。